工務店による家造りで気を付けること

相性を冷静に見極めた発注先の選択が大切

地域密着スタイルで注文住宅を取り扱う工務店を選ぶ際には、自分たちの価値観や感性とのマッチングを見極める作業が大切です。大手ビルダーとは違い、自社の家造りに対するこだわりや特徴がより色濃く、それが個性となって商品価値を高めて宣伝効果につながるのが、こうした工務店に共通して見られる特徴です。そのため施主となる依頼者が譲れない希望が、工務店側の価値観とミスマッチとなれば、自ずと円滑な意思疎通が難しくなります。

絶対に実現したい施主側のアイデアがことごとく却下され、対して受け入れ難い提案が工務店側のおすすめのプランとなれば、二人三脚で理想の家造りを進めることはできません。候補先となる工務店が見つかった際には、まずは代表者や担当者との十分なコミュニケーションを通じ、自分たちにマッチした業者であるかどうかを冷静に見極めましょう。

工務店の会社としての体力に着目を

地域密着の工務店の場合、完成後数十年間に及ぶ定期的な無料点検や、天災被害が生じた際などの迅速な対応などを、自社のメリットに謳う業者が少なくありません。ですが企業としての体力が小さい場合、将来的に倒産や廃業で、施工担当業者が存続しているとは限りません。大企業ビルダーの場合、組織が大きくマニュアルに沿った顧客対応となるため、緊急時の初動が遅い傾向が伝えられていますが、企業そのものが倒産あるいは解散するリスクは低く、緊急時の相談先が確保できます。

依頼先の工務店の会社としての体力もまた、発注先選択時に見過ごせないポイントです。工務店側の説明や公式ホームページ上で、特にアフターフォローに自社の大きなメリットを謳っている場合には、数十年後を想定した判断が求められます。工務店側にストレートに確認しづらい部分ですので、間接的に信憑性の高い情報を収集することで、より冷静な判断につなげることをおすすめします。